『ヘンリー六世』
第二部 敗北と混乱
あぁ、ダメだ渡辺徹。
彼の場面で二日続けて陥落。
重要人物なんですけど、声のせいだろうか。
昨日、後ろで観てたおばちゃんらが、「舞台は声よね。」と
話していたんだけど、痛感です。
村井国夫なんて、映像では全く見たいとも思わないんですが、
やはり良い声してらっしゃる。長年舞台で活きてきた声。
マーガレット王妃役の中嶋朋子も流石です。
クセはないがハリがある声。なんだか心地よいんだよね。
もともと蛍ですし、芝居は安心。
”あんなに気の強い女、嫌だわぁ”と、心底思わせてくれました。
ソニンはねぇ、変な祈祷師役で少しだけ。
もともと第二部はあまり出ないの知ってたので、諦めてましたが、
それなりのインパクトはありました。
第一部に比べると動きも少なかったので、
飽きさせないよう?少しギャグをはさみつつ(笑えるかどうかは別だが)。
さて、明日はどんな展開になりますか。
二日見た限りでは、初シェークスピア、どうなんですかねぇ、私。
初めてがこの作品で、良かったのか悪かったのか。
悲劇とか喜劇とかの方がわかりやすかったかもねぇ。
権力や地位に奔走するその価値感を、理解できても同感は出来ない。
人間、少しは進歩してるよね、と思いたい。