とっても遅れましたけど、「任侠ヘルパー」。
最終回まで見終わってます。簡単に感想を。
【第七話】
見る前から、評判高いことは知ってました、この回。
非婚アラフォーの単身介護の話。
確かにとても心に響く良い回でしたね、西田尚美嬢、さすが。
若干「アカシアの道」に似てますね・・若干ですけど。
それにしても、「いつまでいい生徒を演じるんだ?」って、
彦一って人を見抜く力、半端ない。
【第八話】
ゴリさん改め夏美パパ改め鷲津組組長が入居。
どうやら、彦一達の正体を知っている鷲津組の若いもんが
事件を起こさせようとしているよう。
が、その話は次回で、今回の話のメインは、
入居者とその家族の関係について。
ん~、ますます難しく、でも、私にとっても
すぐ目の前に迫ってきそうなテーマ。おめぇ。
【第九話】
さて、やっと極道物になってきました、「任侠ヘルパー」
四方木連合を襲撃して吹っ掛けて来た鷲津組に
乗り込んじゃったりこちゃんと三樹矢くん。
一番ダメそうな2人が突っ込んじゃいましたね。
助けようとした彦一らだけど、結局は、零次が助け舟。
組長通しで”手打ち”したとのことで、一件落着?
その一方で、晶さんは辞任に追い込まれ。
いやぁでも、その挨拶がすばらしいなって思っちゃいました。
夏川さんだからとか、そういうの関係なく、いや、関係あるかもだけど、
羽鳥晶の魅力に、かなりやられちゃいました。ステキだわ、社長。
そして、問題の遊園地のシーン。
撮影時、子ども店長はだいぶナイーブだったようですね・・・
でも、あんな一瞬で、世界で一番大切な存在を忘れてしまうなんて。
母も辛いが、子どももそりゃ辛いわなぁ・・・
【第十話】
遊園地から帰ってきた晶さんは、自殺を試みてしまう。
でも、そこは人を見抜く力が半端ない、彦一。
一命をとりとめて、「タイヨウ」に入所することに。
夏川さん、かなり取乱す演技をしていたこの回についての
インタビューが面白かった。
『晶が認知症になるということは、最初から聞かされていましたので、
ああいったお芝居をするうえで自分自身の能力に不安はあっても、
それ以外の部分で不安を感じることはありませんでした。』
”自分自身の能力に不安はあっても・・・”って、ここにきて出たな夏川節。
まだまだそういう感じでいてくれてありがとう。
さて、「タイヨウ」は、ヤクザを雇っていたということで、
色々と追い詰められる。
晴菜あたりは、態度を変えないかとも思ったんだけど、
やっぱ、そうはいかないか。それが普通だよね。
そして、子ども店長のパパとはびっくりの陣内さん。
夏川さんとは初共演?
ここにきて、一気に色々動きだした感じ。
【最終話】
かなり好きです。途中、大きな盛り上がりもなく、
けど、中だるみもなくの状態が続いていたけど、
この最終話で、このドラマは良かったなって結論付け出来ちゃいます。
ポイントは、やはり彦一の変化。
極道に戻ることを怖いと思えるようになったってこと、
たくさんの老人との出会い、母との出会い、
零次という”同じ穴のムジナ”との出会い、
涼太との出会い、そして、何より晶との出会い。
すべてが彦一を自然体の彦一に戻した感じがする。
最後のシーン、とてもステキでした。
晶を見る目が優しいのなんのって。
そして、「ここは全面禁煙よ」と晶が覚醒したのを見た時の彦一の笑顔。
このシーンで全てOK。
もちろん、この先を想像すると辛いことが多そうだけど、
でも、辛いことの方が多いのが人なのかな、って、
「ヘンリー六世」見ても思ったしな。
というわけで、「任侠ヘルパー」かなりよかったっす。
再放送で補完したけど、結局、再放送でも例のニュースがテロップ出ちゃってたし、
DVD出たら購入したいと思います。特典映像に期待。