観て来ました。
夏川さん出演作品で、
これほどまでに夏川さんを意識しなかった映画はないと思います。
これ、褒めコトバ。
それぐらい、ストーリーに入っていってたし、
家族愛にかなり参りました。
堤さん演じる当麻先生は、ヒーローではないといいながらも、やはりヒーロー。
こんな先生ばかりだったらいいんでしょうが、
それはないよね、、、って半ばあきらめ。
かといって、野本のような先生ばかりだったら、世も末なんですが、
それもないよね、、、ってわずかな希望。
(野本先生も、一応、京葉病院出身なんだから、
もう少しなんとかならないのか、と、
あまりのひどさに演じてる生瀬さんがちょっとかわいそうになりましたが。)
外科医という職業を、どこか神の領域のように思っていたんですけど、
もちろん、そういう面もあるんだけど、やはり鍛錬だなと。
技術職なんだなと、都はるみで思いました。
それから、家族愛。子供を先に失う親の気持ち、
想像したくないけど、想像ちょっとするだけで、もう張り裂けそうです。
その上、あの母親とあの息子だもん。
出てきただけで泣いちゃいました。
まぁ、卑怯ってなぐらいな親子なんですが。
夏川さん、すごくよかったと贔屓目なしで思うし、
助演女優賞取って欲しいなぁと思うんですが、
でも、やっぱり、今回も余さんに持っていかれるのでは?と。
3年連続日本アカデミー最優秀助演女優賞、ありますよ、余さん。
泣いてしまって大変でしたが、
最後、当麻先生の片田舎の病院に、
浪子の息子が自ら望んで行く姿にほっとさせられ、
気持ちの良い終わり方。つながるって素敵・・・
観ていない方、観て損はありませんよ!
結構いい映画なのに、宣伝が下手なのか、キャストが地味なのか、
その相乗効果なのか。
もっともっと、たくさんの人に観てもらいたいものです。
(私が観たのは、平日昼間定員140名ほどのシアターで、
20~25%程度の入りでした。)
今回のテーマ、命のリレー、人と人とのつながり。
自分に置き換えて色々と考えてみる。
先人より私に残された思いってなんだろう?
そして、私自身が何かを伝え残したいことってあるんだろうか?うむ。
とりあえず、自分自身は臓器提供カードは持ってますが、
我が愛するお嬢さんのこととなると、、、思考回路停止。