日本 3 - 0 キューバ
(26-24, 25-18, 25-19)
勝負は第一セットで決まっていた!
見事なストレート勝ちで、日本、初優勝!!
スタメンは、昨日の中国戦と同様
狩野 岩坂 新鍋
江畑 荒木 中道 座安
第一セット、昨日の試合を偵察していたキューバ、さすがに江畑をマーク。
なかなか決まらない。レセプションも思うようにはいかず、
他のメンバーも捕まり、最大6点差のビハインド。
嫌な雰囲気だなぁというところで、眞鍋監督、早々に動く。
あれだけ絶好調だった江畑を迫田にチェンジ。
今大会は、特に見切りが早い。
それだけ層が厚いというか、代わりはいるんだぞ!という感じで、
早々に代えられちゃうのは、選手としてはちょっとプレッシャーかも。
この交代が見事あたり、じわじわと点差をつめていく。
そして、今日も岩坂のサーブで1点差。
最後はスルスルッと新鍋のフェイント、強打でこのセットを取る。
相手のセットポイントを1回しのぎ、そのままセットを取っちゃうところは、
強いチームの試合運びだよね。
まだまだ若いチームですが、そういうところがとても落ち着いている。
第二セット以降は先発は江畑ではなく迫田。
江畑ほどの大爆発はなかったものの着実にエースぶりを見せる。
新鍋もリーグ後半の”とにかく上手い”と思わせるプレーを
徐々に出せるようになってきている。
この2人(とキューバのミス)で着々と点数を重ねる。
というか、ほんと、レフトばっかりなんですが、、、
舞子は第三セットまでポイント0だったし、
センター空気だし、ブロックは出ないし。
まぁ、こんな状態でも勝てちゃうんだから、キューバったら・・・
第一セットこそ、ちょっとだけドキドキしたけど、
第二・第三は安心してみてられました。
最後、マッチポイントで、新鍋に代わって石田がピンチサーバーで登場。
本来なら早く決めて欲しいと願うんですが、
優勝の瞬間、新鍋にコートにいて欲しくて、キューバがんばれって思っちゃいました(笑)
願いどおり、キューバが1回しのぎ、新鍋戻った次のプレーでしっかり25点目をゲット。
優勝の瞬間、中国戦ほどの喜び表現はなかったものの、
控え選手も待ってましたとばかりにコートに集まり、
みんなで円陣組んでうれしそうに飛び跳ねておりました。
どこのチームも完全ではない状態、でも、
日本だって、世界バレー銅メダルスタメンメンバー7人は
一人も入っていない状態での初優勝。
かなり評価しちゃっていいのでは?
中でも、新鍋・座安・岩坂の久光初選出組(ご贔屓なのでね)。
それぞれ課題もあるけれど、期待に応えられたのではないでしょうか。
この中に石井が入っていないのだけど、、、まぁ、石井は今からサマー行くか?(爆)
一回、どっかで、エースとして試合を重ねて自信付けた方がいいと思うわ。
それが例えサマーでも、大黒柱として戦った試合を経験した方がいい。
ドイツとの親善試合でそういうチャンスがあればいいのだけれど。。。
石井がもし、サマー出るようなら、長岡と両サイドエースで、タブン優勝できちゃうよ。
そういう自信が何より今は必要な気がする。
最後に、今大会の日本の選手の個人賞と主な成績。
MVP: 中道
ベストスコアラー部門:14位新鍋(56)、15位江畑(54)、19位荒木(47)
ベストスパイカー部門:1位江畑(50.00%)、4位新鍋(41.94%)、
ベストブロッカー部門:6位荒木(0.68)
ベストレシーバー部門:4位新鍋・濱口(54.90%)、21位狩野(34.25%)
ベストディガー部門:8位新鍋(2.74)、13位狩野(2.47)
ベストセッター部門:4位中道、13位松浦
ベストサーバー部門:1位岩坂(0.84)、10位中道(0.26)、
11位狩野(0.26)、12位荒木(0.26)
ベストリベロ部門:8位濱口、9位座安
新鍋、よくやったし、MVPでも良かったぐらい。
「レセプションを中心としたディフェンスの出来るサイド選手」
眞鍋JAPANが、今年一番求めていた選手像。
まぁ、やる前から新鍋想定しているのはわかっていたけど、
裏付けされたのではないでしょうか。
あとは、木村ら主力と合流したときに、どう使われるのか?
リリーフタイプではないと思うので、是非先発で使って欲しい。