夏川さん出演の映画、観てきました。
主役の渡辺謙さん、さすがだったぁ~・・・
かっこいいだけではなく、技術者の生な感じ、出てました。
私の周りには、”頭はいいけど、ビジネス能力はほぼ0”
みたいな研究者あがりの人、たくさんいるんですけど、
そういう中で、”リーダー”と呼ばれる人って、やはり特別な人。
そんな感じがとっても出てたと思いました。
あとは、山崎努さんね。娘役の夏川さんとの喫茶店での会話、間が最高。
原田さんが亡くなってしまった今となっては、
ああいう役できるの、山崎さんだなぁ。。。
それ以外にも、藤竜也さんとか、今まで良いイメージなかった人でも
軒並み良くて。吉岡くんとか、ピエール瀧とか、
JAXA側ではない、メーカー側の人間の演技もすごくよかった。
と、役者の演技は、言うことありません・・・
で、内容は。
開発に関わってきた人が、はやぶさを段々擬人化してきているのと同時に、
私もはやぶさを擬人化しだしていました。
カプセルを置いて、大気圏で消滅してしまった時は、うっすら涙。
正直ね、最初は、目的である「サンプルリターン」は達しても、
そこから先の成果があまりに見えてこない状況で、
今の日本が抱えている問題を差し置いてまでやることなのかな?
って思いながら観てた部分あったんだけど。
いや、やるべきだなって思った。
どこかの大臣が「1位じゃなきゃだめなんですか?」なんて言ってたけど、
「1位じゃなきゃだめなんだよ」って思った。
もちろん、成功すること前提ではあるし、
どんなプロジェクトでもいいってわけではないんだけど。
この映画のテーマは、「継承」。
「孤高のメス」のテーマは”命”の継承だったけど、
この映画は、”技術”の継承かな。
そんな中で、パンフレットの山崎さんのコメントが印象的。
何を継承するかが重要なテーマだと。技術は諸刃の刃だからと。
今の日本、何を継承し、何を断ち切っていくのか。
お嬢さん達が将来に希望が持てるようにしてあげたいものです…
それにしても、はやぶさ関連、映画多すぎ!
「
はやぶさ 遥かなる帰還」(東映)
「
はやぶさ/HAYABUSA」(20世紀フォックス)
「
おかえり、はやぶさ」(松竹)
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あっ、あと、辻井さんが初めて挑戦した、映画音楽も良かったです!!
イマジネーションが凄いなと。