■日本 0 - 3 ロシア (
stat)
(22-25,20-25,20-25)
新鍋 平井 木村
江畑 荒木 竹下 佐野
(控え)中道、山口、岩坂、狩野、迫田
あと2セット取れば出場権獲得の日本。
昨日までの試合の反省からスタメンを変えてきました。
岩坂→平井、山口→新鍋。
岩坂に関して言えば、スパイクはまぁもともとあのぐらいなので気にしないんですが、
武器であるサーブが不調、ブロックも効果的でない状態、となると、
やっぱりアンさんの方がいいだろうってのは、だいぶ前から思っていました。
なんたって、久光のセンターエースは岩坂ではなく平井ですからね。
山口については、キューバ戦のサントスのジャンプサーブを避ける仕草が
相当まずかったんじゃないかと。
キューバ戦も新鍋に代わってから、佐野も余裕が出たように思ったし、
木村も多少負担が減っていたと思います。
(迫田の活躍、岩坂から平井への交代と要因は色々重なってはいるが。)
でも、本当に、どうしてこの選手にここまでこだわるのか、
眞鍋さんを紐解くには、2008年あたりの
久光VS岡山戦を見る必要があるかもしれませんね。
解説の中では、ロシア相手にはディフェンスしかないということで、
このスタメンになったと言ってましたが、
五輪に行ったら、ディフェンスで対抗する他ない
チームばかりだと思うのですがね。
試合の方は、最初こそデータのない平井がクイック、ブロードで活躍しますが、
その後はいつもの日本の戦い方=レフト偏重。
それでも、第5戦までよりは日本らしい、つなぐバレーが出来ていたと思います。
ただ、最後に決めきれる人が居なかった、というか調子が悪かった。
韓国戦あたりから既に木村も江畑も疲れ気味で、
良い体勢で打っても決まらない。
所詮日本が強豪にかつためには、木村・江畑が最高のパフォーマンスを
出して始めてというところがあるわけで、
そのためには大会のどこにどういうピークを持っていくのか、
チャイニーズタイペイ戦で木村が21点とか取って
喜んでいる場合じゃなかったんです。
あの相手なら、新鍋・狩野・迫田で勝てる。
セッターだって中道で大丈夫。
弱いチーム相手に2枚替えを試したいばっかりに、
無駄にスタメンを酷使して、大事な試合で決められないぐらい
疲労困憊にしてしまった。
世界バレー、WCも竹下・木村は出ずっぱりでしたけど、
ここまで疲れているのははじめてみたかも。
プレッシャーがかなり違ったんでしょうね。かわいそうに。
まぁ、でも全員のコンディションがそこそこでも、
ロシアに勝つのは至難の業。
ガモアはもう少しミスをするイメージだったのに、
エステス効果か、全くミスなし!
日本のブロックなんて、まるで全くないかのごとく、
顔色一つ変えずに余裕で決めちゃう。
これ、本気になったらどうなっちゃうんだろう、という感じ。
強豪の中でもロシアは一番勝ちにくい相手、
そういうイメージを改めて強く感じました。
サービスエースを12本決めて、
ディグもサーブレシーブもそこそこあげて、
それでもなお勝てないどころか、
一度もリードを奪えなかった相手。
あと2ヶ月、どういう方向で強化していくんでしょうね。