久光製薬 0-3 パイオニア
負けちゃいましたね。
でも、よくやったかなって思います。
リーグ始まる前は、真鍋監督こそ”優勝目指す”言ってたけど、
どこか眉唾ものというか、ファンである私も”優勝かぁ。あるんかなぁ・・・?”ぐらいだったし、
選手も”今年は絶対優勝するんだ!”的に臨んだリーグではなかったと思うんですよね。
もちろん、四強は目指していたとは思うんですが。
最初は、小山をスタメンに使い、成田・吉田の2人サーブレシーブ制で、
崩されまくっていたし、ケニアも爆発力はあるけど、同じくらいミスもあったしで、
安定しないチーム状態でしたよね。
でも、落合が入り要所を3人でレシーブするようになり、
ケニアが上手くなってきて、成田もジャンプサーブを止め(笑)、
”もしかしたら・・・?”という雰囲気が漂い始めた。
でも、やっぱり、優勝するときは、はじめから「狙わないと」
取れないんじゃないかと。Vリーグって甘くないですから。
その点、パイオニアは昨年の準優勝が効いてましたね。
最後まで”絶対勝つんだ”っていう感じがありましたし。
その辺、精神的に譲っちゃったかなと思いました。
でも、そんな状態でも、パイオニアに全セット2点差というのは、
自力がついたなという印象です。
正直、スコア見ても、活躍したのって、ケニアと成田ぐらい。
センター線は死んでたし、落合もここ2試合はつかまって弱気に逃げてたし。
これでよく2点差で済んだと思いましたよ。
来年、同じメンバーで出来るとしたら、ここが課題でしょうね。
ケニアはほっといても成長します。まだ20歳ですから。
キューバではスタメン取れてないそうですが、
Vリーグを経験したことで、スタメンも取れるんじゃないかな?
(まぁ、スタメン取れないほうが、久光的には、
ずっと来てくれそうでうれしいですけど。)
だから、残った日本人の課題としては、
まずはセンターの攻撃の幅を増やす。いざって時に使えるようにする。
今まではそれが持ち味の久光だったのに、今年はケニアがいたことによって、
どうしてもケニアに頼りすぎてた部分があったように思うんですね。
このあたりは鶴田の課題でもあるかと思うんですが、
もう一度、久光の原点に戻ったトス回しが出来るといいなと。
決勝リーグの第1戦(3-0で久光がパイオニアに勝った試合。)なんかは
それが出来てましたからね。最後の最後に出せるといいなと。
あと落合は、今年ほんと成長したと思うんですが、
肝心な所でミスや逃げがあったのはほんと残念。
まぁ、落合は優勝経験者と言いながらも、
初のスタメン決勝だったわけですから、来年以降に期待です。
レシーブ賞・成田、ベストリベロ賞・吉田とディフェンス部門のW受賞で、
いつの間にか守備は良いチームになったので、
ブロックの更なる強化と共にケニアに頼らないチーム作り、
目指していって欲しいですね。
そのためには、今のスタメンだけでなく、課題の後継者育成も必須ですね。
サマーリーグで久しぶりに決勝ラウンドに進むなど
進歩は見せてますけど、お姉さん方との差は歴然ですので、
少しは追いついてもらわないと。
思えば第8回の優勝も、第7回準優勝の涙があったから成し得た優勝だったと思うんですよね。
あの頃は、チームも若かったし、負けた後すぐに円陣組んで、
みんなで泣いて泣いて、絶対来年優勝するぞ!的な雰囲気あったんですが、
今年は流石にみんな大人になってしまったので、それぞれが涙するって感じでした。
特に印象的だったのは、やっぱり鶴田。泣きながらもフールマン、江口とグッと抱き合って、
健闘を称える姿は、ほんと男前。素敵過ぎ。
ああいう姿見ると、人格者、上に立つ人間だと思います。
将来的には指導者になってほしいです(勝手な感想)。
それから、落合。いつも負けても結構切替え早くて、すぐ笑顔が見えたりするんですけど、
流石に昨日は泣いてたなぁ。その悔しさを忘れるな!
あと、ケニア。彼女は若いから、最後の握手さえ出来ない状態で、
ベンチに座り込んでましたね。
まぁ、しばらくしたら笑顔が見えてたので、それも若さかとは思うけど。
最後に、橋本。スタメン並みに泣いてた(笑)。
2戦目の第三セットは最後サーブミスで終わってますしね。。。
よほど悔しかったんでしょう。でも、そういうのいいと思いますよ。
強気な顔してるし、ライバル多そうですが、次期久光の正セッター候補ですよね。
正直、今年優勝しちゃったら、ミセス軍団は辞めちゃうかなって思ってたんだけど、
この悔しさは来年に持ち越してくれるんじゃないかと期待してます。
であれば、最初から”優勝を目指す”っていえるぐらいのチームを作って、
そして、ほんとに優勝して欲しい。
「前回準優勝チームが優勝する。」って結構あるんでね。
お疲れ様&ありがとう&そして、、、来年こそ!久光製薬スプリングス!!